ステップ1:お客様が実際に何を尋ねているか数える
何かを変える前に、直近100件のサポートメール(または直近一か月分の、少ない方)を取り出し、一件ずつ分類します。分類はシンプルにしましょう。
| 分類 | よくあるメッセージ | 誰が答えられるか |
|---|---|---|
| 注文はどこ? | 「先週注文したのに、何の連絡もありません。」 | 注文データ(お客様が見られるなら) |
| 購入前の配送 | 「ノルウェーに発送できますか?いくらですか?」 | わかりやすい配送ページ |
| 返品・交換 | 「大きいサイズに交換できますか?」 | わかりやすい返品ページ。実際の交換は人 |
| 商品についての質問 | 「2019年モデルに合いますか?」 | 商品ページ(書いてあれば) |
| 注文の変更 | 「住所を変更できますか?」 | 人、または発送前に変更を許可されたツール |
| トラブル | 「届いたら壊れていました。」 | 人 |
| その他すべて | 卸売り、取材、提携 | 人 |
数えれば、どこに取り組むべきかがわかります。一つの分類が飛び抜けて多ければ、そこから始めましょう。たいていのショップでは注文状況か配送ですが、必ず自分で数えてください。交換部品を売るショップなら、互換性の質問が大半を占めているかもしれません。
集計は残しておきましょう。各ステップの後にもう一度数えて何が変わったかを確認しますし、後でチャットボットを入れた時に本当に役立っているかを知る、唯一の正直な方法でもあります。
ステップ2:お客様が探す場所に答えを書く
「サポート」メールの多くは、実はページに一文が足りないだけです。何かを自動化する前に、お客様が見つけると思っている場所に答えを置きましょう。
配送
- 発送できる国と、発送できない国。「全世界に発送」と書くと、「ブラジルもですか?」という質問を招きます。
- 地域ごとの送料とお届け日数を、「早い」「お手頃」ではなく数字で。
- 注文がいつ出荷されるか。「午後2時までのご注文は当日出荷」と書けば、「いつ発送されますか」という類の質問がまとめて片付きます。
- 国境を越えて発送するなら、輸入関税を誰が負担するか。
- カートと注文確認メールから配送ページへのリンク。
返品・交換
- 受付期間と、その起算点(注文日か到着日か)。
- 必要な条件:未使用、元の梱包のまま、タグ付き。
- 返送料を誰が負担するか、返金の方法と、かかる日数。
- 返品できないもの。はっきり書きましょう。あいまいな「お問い合わせください」より、明確な「できません」の方がメールを減らします。
商品ページ
商品についての質問の集計に戻り、それぞれの答えを該当する商品ページに書き足します。サイズと寸法、素材、互換性、同梱物、お手入れ方法などです。同じ質問が多くの商品で出るなら(「私は何サイズ?」)、ガイドを一つ書いて、各商品からリンクしましょう。
お問い合わせページ
誰かが目を通しているサポート用メールアドレスを一つ、いつもの返信までの時間、メッセージに書いてほしい情報(注文番号、破損なら写真)を載せます。最初に注文番号を書いてもらうだけで、どの問い合わせでもメールの往復が一回減ります。
ステップ3:お客様が自分で注文を確認できるようにする
「注文はどこ?」はたいてい単独で最大の分類で、答えはすでにシステムの中にあります。対策を、簡単なものから完全なものの順に挙げます。
- 追跡リンクを送ります。発送完了メールに追跡リンクを入れ、そのメールが迷惑メールに振り分けられていないか確認します。
- ステータスの意味を説明します。「Fulfilled」や「ラベル作成済み」は人を混乱させます。各段階が何を意味するかを配送ページに一行書くだけで、不安なメールがかなり減ります。
- アカウント登録なしで使える注文状況ページを用意します。多くのお客様はゲストとして購入し、パスワードを持っていません。
- チャットで注文状況に答えます。Shopifyでは、お客様が注文番号と注文時のメールアドレスを入力すると、私たちのアシスタントが注文状況を伝えます。二つが一致しなければ何も表示しません。注文状況確認チャットボットのページをご覧ください。
ステップ4:きちんとしたFAQページ
FAQが役立つのは、集計に出てきた質問に、お客様の言葉で答え、内容が最新に保たれている場合だけです。それぞれの答えがそれだけで完結するように書き、ポリシーの全文にリンクし、誰も尋ねない質問は削除しましょう。自分で考え出した質問が並ぶ長いFAQは、探す場所が一つ増えるだけです。
ステップ5:受信箱の手前にアシスタントを置く
ページに答えがそろったら、チャットアシスタントが、お客様に探させるのではなく、尋ねられたその瞬間に答えを届けられます。ここで効果が出ますが、雑にやると逆効果にもなります。求めるべき条件は次のとおりです。
- ストア自身の情報だけをもとに答えること。推測するアシスタントは、新たなメールを生みます(「おたくのボットが60日以内なら返品できると言いました」)。
- わからない時はそう言い、あなたへの連絡方法をお客様に伝えること。でたらめを言わないAIチャットボットの選び方をご覧ください。
- 引き継ぐべき会話を引き継ぐこと:返金、破損、苦情、人と話したいと言う人。
- 答えられなかった質問を見せてくれること。そうすればステップ2のページを改善し続けられます。
私たちのアシスタントなら、ウェブサイトはコード一行でこれが手に入り、ページは毎日読み込み直されます。Shopifyストアでは注文状況の案内に加え、オーナーがオンにすれば、注文のメールアドレスに送られたワンタイムコードをお客様が入力したあとで、未発送の注文のキャンセルや住所変更も行い、そのたびにオーナーに知らせます。ECサイト向けAIチャットボットをご覧ください。
ステップ6:引き継ぎのルールを決める
必ず人に届けるべき会話を書き出し、それがすぐに目に入る場所に届くようにしましょう。最初のリストとしては、次のようなものが実用的です。
- お客様が担当者との会話を希望している。
- お金が絡むこと:返金、請求、支払いのトラブル。
- 破損、不足、誤配送の商品。
- 苦情や、気分を害していそうなもの。
- アシスタントに許可していない注文の変更。
私たちのアシスタントは、これらを会話を添えてメール、Slack、Discord、Telegramであなたに引き継ぎます。チャットアプリからなら、お客様がまだいる間にチャット画面へ返信できます。
ステップ7:毎週十五分
ショップが変わってもページが変わらなければ、問い合わせメールはじわじわ戻ってきます。毎週十五分を確保しましょう。
- アシスタントが答えられなかった質問の一覧を読み、足りない答えをページに書き足す。
- 引き継ぎにざっと目を通す。どれも本当に必要だったか、ページで答えられたのではないか。
- その週に変更したページを見直す(新しい送料、セール、新しい商品ライン)。
- 月に一度、ステップ1の集計をやり直して比べる。
よくある質問
チャットボットから始めるべきですか?
いいえ。まず質問を数え、その原因となっているページを直しましょう。弱いページを読むアシスタントは弱い答えしか返せません。わかりやすいページを読むアシスタントは、ほとんどの質問にきちんと答えます。
お客様はボットにいら立ちませんか?
お客様がいら立つのは、推測したり、同じことを繰り返したり、人への連絡方法を隠したりするボットです。ページをもとに正しく答え、わからない時はそう言い、頼まれれば引き継ぐボットなら、たいていはメールの返信を待つより早いだけです。
アシスタントに任せられないことは?
判断や物理的な作業が必要なことすべてです。ポリシー外の返金、破損した商品の交換、苦情への判断など。そうしたものは、会話を添えて素早くあなたに届くべきです。
効果があったかどうか、どう測ればよいですか?
一か月後にステップ1の集計を繰り返し、分類ごとの件数を比べます。アシスタントのダッシュボードでも、何件の会話に対応し、どれをあなたに引き継いだかがわかります。